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不妊が増えている原因は精子の質の低下にもあった

赤ちゃんが欲しいのに、なかなか授かることが出来ないと悩む女性は多くいます。
そういった女性は自分が原因であると考える傾向がありますが、不妊の原因は女性側だけにあるわけではありません。
当然男性側に原因があることもあり、その割合は半数とも言われているのです。

まず不妊とはどのような状態をいうのでしょうか。
日本産婦人科医会の見解では、正常な夫婦生活を送っているにも関わらず1年以上妊娠しない状態を「不妊症」と呼んでいるそうです。
以前は2年以上とされていたのですが、海外の定義に合わせた形で現在では1年という期間となりました。

1年以上妊娠しないというと、意外に短く感じる人も多いでしょう。
不妊の治療はなるべく早く始めた方が効果が高いという結果が出ているので、妊娠を望むカップルで1年以上恵まれない場合は病院に相談した方がいいと言えます。

女性側に不妊の原因がある場合、検査によって原因が特定できる器質性不妊と原因がわからない機能性不妊とにわけられます。
女性側であっても、原因がわからない不妊の割合は半分ほどもあると言われています。

では男性側に原因がある場合はどのようなことが考えられるのでしょうか。
その多くが精子に問題があるのではないかと考えられています。
精子に問題があると言っても、その内容は様々で精子の数が少ない・作られない・質が悪くて運動効率が良くないといったことがあげられます。
他にも、精子を射精する器官に問題があったり、EDなどで膣内で射精できなかったりといった原因も考えられるのです。

先天性の疾患が原因で男性不妊となっていることもありますが、ライフスタイルなどが原因で精子の質が落ちているということも多いと言われています。
こうしたライフスタイルが原因の場合、早めに対策をすることで不妊の解消につながることになります。
妊活をしているカップルであれば、女性だけでなく男性も一緒に病院を訪れることが大切なのです。

精子の質と不妊治療の関係

精子というのは毎日数百万個という数が作り出されています。
卵子も精子も、なるべく新鮮な方が健全な妊娠をしやすいと言われています。
以前は精子の質を高めるために、数日間禁欲した方がいいと言われたこともありましたが、実際には禁欲を行わなかった新しい精子の方が妊娠しやすいということがわかってきたのです。
不妊に悩むカップルでタイミング法などを試みている場合は、あまり禁欲期間を長く設けずに、性行為を行った方が妊娠しやすくなるかもしれません。

睡眠不足やストレスも精子の質を大きく低下させることが分かっています。
睡眠不足による疲労やストレスは、男性ホルモンであるテストステロンの分泌を阻害してしまうために、性欲減退や勃起不全・精子の数を減少させる・精子の運動能力低下といった原因となったりします。
こうした精神的な男性不妊対策には、生活習慣の見直しやストレスを溜め込まないといったことが有効です。

食生活の改善で精子の質を上げることも出来ます。
精子が酸化すると質が悪くなりやすいので、積極的に抗酸化作用のある食材を摂ることが有効です。
ビタミンE・コエンザイムQ10・亜鉛などは精子を作り出す男性ホルモンの分泌を促進すると言われています。
こうした成分が含まれた食材を積極的に摂ったり、必要であればサプリメントなどで補うことが妊活へとつながります。

不妊の治療は、男女が一緒になって取り組むことで精神的なダメージを少なくすることが出来ます。
どちらか一方を責めるのではなく、お互いが治療に向けて前向きに取り組むことが大切なのです。
女性は不妊に悩むとサプリメントを服用する人も多いですが、男性用のサプリメントも多く販売されているので一緒に選んでみてもいいでしょう。